カテゴリー

身体/言語ゼミ 2009年度ショーイング

2009.7.21
旧四谷第三小学校体育館
Musique Non Stopゼミとの合同ショーイングとして


01_IMG_1718_thu.jpg

02_IMG_1726_thu.jpg

03_IMG_1739_thu.jpg

04_IMG_1741_thu.jpg

05_interactive01_2.jpg

06_interactive02_2.jpg

《インタラクティヴ・ダンス》の模様。
シーンごと観客を移動させ、その見方をも含んだ振付を探求。


ワークショップに寄せたテキスト

脳における、空間の把握は、ポジションが違えば、それぞれの主観で違うものであるという。それは、劇場において、お客として観る、椅子に座るポジションでもそうだと信じる。真ん中に座っている人と、端に座っている人とでは空間の把握が違うのである。では、この見ている-見られている関係を、ポジションをどんどん変え、もっとデフォルメしたらどうなるだろうと推測する。ある空間で、端で見たり、一列に並んで見たり、まして動きながら見ること、見られている方も、どんどん移動することが可能である。
一方、身体のムーブメントのノーテーションの一つに、舞踏のように、言葉によるイメージとしてのノーテーションがある。しかし、この方法で言葉からムーブメントのフレーズを作ることは意外と簡単ではあるのだが、そのフレーズが、いったいどこから由来しているのか考えたり、身体論的なアプローチから、または作品創作において解明することは、膨大な時間を要すると思われる。そしてある意味、それは退屈な作業なのだが、僕自身、少しずつ取り組まなければいけないことである。その試みとして、完成された言葉、短編集などをテキスト、またはコンセプトに、先ほどの見ている-見られている関係で、作品を創ることができることを発見した。それは建築的であり、映画的でもあり、音楽的でもあり、演劇的でもあり、そしてダンス作品なのである。これを、短い期間ではあるが、四谷アート・ステュディウムで取り組みます。
――山崎広太

出演:伊藤雄基、印牧雅子、岡本拓、小森恵、佐々木雄一、中村ゆい、野口真弓、丸山由貴、三川悦子、三田泰子、向山峻、柳原圭、山崎広太(進行)

[身体/言語ゼミ講義録より]