「99パーセント問題」とは何か?|2011年度岡崎乾二郎ゼミ講義録
この講義録は、四谷アート・ステュディウムの学生のみに公開している講義録より
一部を抜粋したものです。
2011年度 岡﨑乾二郎ゼミ基礎|自由応用 第12回+第13回の講義録です。
基礎、自由応用の合同講義が行なわれました。
>> 岡﨑乾二郎ゼミの講座案内はこちらです。
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【「99パーセント問題」とは何か?】
●99%の排除されたもの:Occupy Wall Street のデモのスローガン「We are the 99%」
○代表(リプレゼンテーション)は選択された「図」=1%。そこから排除された見えない99%の「地」がある。
○ある日用品。今は美術館に一つしかない。かつては日常の中に沢山あった。日常の中にあればゴミにまみれている。民芸運動:美術館にあるだけではなく、ゴミの山の中にあってもいい。
ex. 少年週刊誌『少年マガジン』:大人になってみるとレアアイテム
→100個バラ撒いて、1つのなかに99個を見せなければダメ。
→表向きは日用品のふりをしている、しかしそれはもう使われない。その技能を残すためだけに存在している。道具なのに道具ではないから不健全。千年後に残すという意味では健全。