中谷礼仁|20世紀家族の宿題
December 10, 2012|講義
講座「Theory Round Table」の一環として、 歴史工学家の中谷礼仁氏による講義(全4回のうち第2-4回)が10月18日、11月1日に行われました。
前半の講義では、フリードリヒ・エンゲルスが中心に据えた家族および家という問題を検証しました。また、キリスト教における「原罪(つがいの幻想、恥じらいの幻想、生産の幻想)とその克服」が、いかに近代文化に影響を与えていたかを分析し、とりわけ後半の講義では、擬似宗教的なコミューンが、こうした原罪とどのように折り合いを付けようと試みたのか、シェーカー教、オナイダ・コミュニティ、チャールズ・マンソンなどを取り上げて考察しました。
今後の講義
林道郎、松浦寿夫、岡﨑乾二郎 シンポジウム|12月19日(水)19:00-21:00
岡田温司|12月22日(土)18:30-20:00