松浦寿夫|キュビズム再考
July 3, 2012|講義
講座「Theory Round Table」の一環として、松浦寿夫氏(画家、西欧近代美術史)による講義が、6月7日、21日の2回にわたって行なわれました。
キュビズムが打ち立てた問題とは何であったのか。ジャック・リヴィエールがキュビズムを批判したテクストから始まり、デイヴィッド・ホックニーの「繋ぎ写真(joiner-photographs)」やマルセル・プルーストの思考を経由しながら、隣接(juxtaposition)と重ね合わせ(superposition)のモードが分析されました。