Theory Round Table シンポジウム 林道郎/松浦寿夫/岡﨑乾二郎[12月19日]

November 29, 2012|講義

実験場 2012

──戦後という実験場におかれていた芸術家、批評家たち。いかなる思考をし、いかなる行動をするか、その一挙手一投足すべてを統御し、押さえ込もうと見つめる場。ここから逃れることはできない。──展覧会「実験場 1950s」 が与えてくれた問題提起にならうなら、われわれのいまいる場も同じく実験場にほかならない、といえるだろう。今年(まで)を回顧し、来年(以降)を語る。
実験場でいかに思考し、生き抜くか。

「実験場 1950s」は、東京国立近代美術館「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」展(2012年10月16日―2013年1月14日)の第2部として開催中。論文集には、林道郎氏が寄稿している。

Theory Round Tableでは、上記テーマで、林道郎氏(西洋美術史、美術批評)、松浦寿夫氏(画家、西欧近代絵画史)、岡﨑乾二郎(本校主任ディレクター)によるシンポジウムを行います。
なお本講座は、「美術史再考――知覚の変動としての歴史あるいは知覚されたものとしての歴史」を2012年度の共通テーマとして開講されます。

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申し込み方法
*この講座の受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができますが、会員以外の方は、別途入会手続が必要です(入会金:3,000円)。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2012年12月19日(水)19:00-21:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
■受講料:2,000円

■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


林道郎はやし・みちお
1959年生まれ。西洋美術史、美術批評。上智大学国際教養学部教授。主な著書=『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、ART TRACE)、『ゲルハルト・リヒター』(共著、淡交社)、『シュルレアリスム美術を語るために』(共著、水声社)など。訳書=エミール・ディ・アントニオ+ミッチ・タックマン『現代美術は語る――ニューヨーク・1940-1970』(青土社)など。

松浦寿夫まつうら・ひさお
1954年生まれ。画家、西欧近代絵画史。東京外国語大学教授。主な著書=『講座20世紀の芸術 第4巻 技術と芸術』『講座20世紀の芸術 第8巻 現代芸術の焦点』(いずれも共著、岩波書店)、『朝日美術館 西洋編9 ボナール』(共編著、朝日新聞社)、『モデルニテ3×3』(共著、思潮社)、『村山知義とクルト・シュヴィッタース』(共著、水声社)、『絵画の準備を!』(岡崎乾二郎との対談、朝日出版社)など。

岡﨑乾二郎おかざき・けんじろう
1955年生まれ。造形作家。近畿大学国際人文科学研究所教授。主な作品=《あかさかみつけ》《灰塚アースワークプロジェクト》《回想のヴィトゲンシュタイン》《Random Accident Memory》《I love my robots》(Trisha Brownとの共作)など。主な著書=『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)、『れろれろくん』(ぱくきょんみとの共著、小学館)、『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス)、『絵画の準備を!』(松浦寿夫との共著、朝日出版社)、『芸術の設計』(フィルムアート社)など。http://kenjirookazaki.com/