池内靖子|母子「母性」の解体と再構築:シェイクスピアから現代演劇まで

December 1, 2010|講義

「ことばのPicture Books講座 母なるもの篇」の一環として、池内靖子先生(演劇論、ジェンダー論)による講義 が、10月1日に行われました。

シェイクスピア『マクベス』を起点として、演劇において提示された「母性」・「産む性」ついて考察されました。 女性演劇作家キャリル・チャーチルによる『オーナーズ』、シーラ・ディレーニー『蜜の味』などを取り上げ、支配的な「母性」の解体と再構築が読み解かれました。 寺山修司・岸田理生による『身毒丸』、岸田理生『糸地獄』では、公開当時の貴重な映像記録を鑑賞することができました。日本の近代国民国家の家父長的な家制度から要請された母性が批判的に捉えられていることが考察されました。

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