林道郎|フリード-ハイデガー-ウィトゲンシュタイン
December 14, 2009|講義
講座「THEORY ROUNDTABLE」の一環として、林道郎氏(西洋美術史、美術批評)による講義が、12月3日に行なわれました。
講義では、マイケル・フリードが写真論(Micheal Fried, Why Photography Matters as Art as Never Before, Yale University Press, 2008)のなかで取り上げているジェフ・ウォールの作品と、ハイデガーとウィトゲンシュタインの思想との関係性について分析されました。特にウィトゲンシュタインの「日常」という問題においては、フリードの視野の範囲を超えた、60年代以降の美術との関係が考察されました。