批評の現在 シンポジウム

February 7, 2009|イベント

12月23日、国立近代美術館講堂にて、総勢11名の若手論者による「批評の現在 シンポジウム」が4時間にわたって行なわれました。シンポジウムは4パートに分かれ、黒瀬陽平、千葉雅也、平倉圭、伊藤亜紗各氏の基調報告と、司会進行によるディスカッションで構成されました。基調報告では、それぞれプレゼンターが、アニメーションのキャラクター表現、ドゥルーズの「反復」の概念、宮沢賢治の詩「蠕虫舞手」(『春と修羅』)、土方巽の語り「慈悲心鳥がバサバサと骨の羽を拡げてくる」などの事例を基点に、レクチャーセッション「批評の現在シリーズ」での議論を展開させ、さらに、ディスカッションでは、主にフォーマリズムと批評(批評家)の成立をめぐって意見が交わされました。

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Part 1, 2 左から福嶋亮大、池田剛介、石岡良治、千葉雅也、黒瀬陽平
Part 3, 4 左から松井勝正、沢山遼、柳澤田実、上崎千、伊藤亜紗、平倉圭

プログラム

Part 1|抵抗の技法
基調報告・司会=黒瀬陽平

Part 2|「内在的反復」と批評
基調報告・司会=千葉雅也

Part 1, 2パネル:福嶋亮大、池田剛介、石岡良治

Part 3|ミミズを読む
基調報告・司会=平倉圭

Part 4|ハイセキュリティな社会で人を誘惑する方法
基調報告・司会=伊藤亜紗

Part 3, 4パネル:松井勝正、沢山遼、柳澤田実、上崎千