形態の識閾

April 8, 2008|展覧会

3月18日から24日にGALLERY OBJECTIVE CORRELATIVEにて、岡崎乾二郎ゼミ企画による第5回目展覧会「形態の識閾」が開催されました。林利浩は部分的に彩色した木製の立体5点を、西浜琢磨は床に敷いた編物状の構成物を、それぞれ発表しました。
また、会期中の3月22日と23日に、西浜琢磨が展示された自身の作品を楽譜として演奏するミニコンサートが行なわれました。

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出品者 : 林利浩、西浜琢磨

ミニコンサート|構造と自由恋愛

音楽の三要素、リズム、メロディ、ハーモニーはどれも「ある時間軸上における複数の音の関係を定義したもの」と言える。また、和声法や対位法はそれらの和音や旋律をさらにどう関係付けるかという技術であり、「音楽とは複数の音の関係の総和である」と、とりあえずは言える。
しかしこれではある音の組み合わせは音楽と言われ、あるものはそうは言われない理由を説明できない。ある音と音とがどのような関係を持つときそれが音楽という形態をとるのか。もちろん「音と音」ではなく「男と女」でも話は同じだ。[西浜琢磨]


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