絵本講座 ゲスト講義=岸田衿子
January 4, 2008|講義
詩人で絵本作家の岸田衿子さんによるレクチャーが12月7日、「アヴァンギャルドのための絵本講座 ことばのPicture Books編」(講師=ぱくきょんみ)のゲスト講義として行なわれました。
レクチャーでは、絵本をつくりはじめた経緯や、絵本画家長新太さんとの創作のなかでの、絵が先にあって言葉をつけるときの難しさなどのお話、『かばくん』(絵=中谷千代子、福音館書店、1966年)をはじめ数多く絵本に登場する動物のことが語られました。読み手としての視点から、子どもに絵本を読む親にとって、絵本とは楽譜のようなものであるとの発言も伺いました。
また、絵本『どうぶつはいくあそび』(絵=片山健、のら書店、1997年)、『かぞえうたのほん』(絵=スズキコージ、福音館書店、1990年)、『てんきよほうかぞえうた』(絵=柚木沙弥郎、福音館書店、2004年)が紹介され、子供のための詩「死んでいる」「つみき」の二篇を朗読していただきました。