Crest21Art シンポジウム「『描く』を科学する──プロセスで読み解く」

April 1, 2007|研究

3月23日、代官山ヒルサイドテラスにて「Crest21Art シンポジウム『描く』を科学する」が満員の観客を得て開催され、近畿大学国際人文科学研究所岡崎研究室(四谷アート・ステュディウム)も参加し発表を行ないました。

Crest21Artは、「デジタルメディアを基盤とした21世紀の芸術創造」研究プロジェクトとして、平成16年度に科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究領域に採択された研究提案で、東京藝術大学の藤幡正樹をプロジェクトリーダーとして、東京藝術大学、東京大学、東京工業大学、埼玉大学、近畿大学が共同で進めています。

四谷アート・ステュディウムは『不可視のイメージを見る』をテーマにした発表を行ない、デモンストレーション・ブースでは本年1月にニューヨークで開催されたトリシャ・ブラウン・ダンス・カンパニーと岡崎乾二郎チームのコラボレーション作品を中心に開発された、さまざまな装置、資料が発表されました。
岡崎チームの提出した「人間とは『人間でないものを人間として扱う存在』である」というテーゼ、およびその具体的提案である非人間型人間ロボット(ポルターガイスト型ロボット)など、刺激的な話題に、7時間におよぶ会議であったにもかかわらず、満員の観客は最後まで席をたたず、熱心に議論を聞き入っていました。

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