branch cut──分岐と裁断 岡﨑乾二郎ゼミ 自由応用 中間選抜展示01

November 5, 2012|展覧会

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■会期:2012年11月6日(火)-11月10日(土)
■会場:GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE(校舎1F)【地図】
■開場時間:11:00-17:00

■出展者:相澤秀人、木内祐子、辻可愛、中川周、水野充康

私たちは、2012年度岡崎乾二郎ゼミ自由応用にて、自らが選定した研究課題の追求を経て、それぞれに作品制作、発表を実践してまいりました。そしてそのゼミ内において、各人の研究、制作が進化する重要な岐路にはその都度にさまざまな議論が展開し、共通した問題意識が生まれました。本展覧会は、年度の中間発表として企画された各ゼミ生の連続個展から発展し、「分岐と裁断」というタイトルのもとに、作品の諸可能性として生起されうる不連続的なネットワークの場としての展示空間を意図した番外ゼミグループ展です。

コンセプト
事物を見る─とはそれだけで別の事物を生成させる分岐点となりうる。事物の複製はそのとき始まる。事物を使用する─とはそれだけで別の事物を生成させる分岐点となりうる。事物は使用によって別の姿を現す。事物はそのとき必ず改造される。すなわち事物を判定する場面は事物そのものが分裂する分岐点である。
「右か左か」の選択。選ばれるのはオリジナルではない、右か左かのeffectとしてはぎ取られた表皮(副産物)、現象である。これが次の場面の実体となる。事物が、白か黒かの選択肢に分岐(分裂)したとき、その(政治的)判断の場として、現実とよばれる空間は引き出される。奥行きと呼ばれる、遡行的時間=空間が生み出される。白か黒か。右か左か。の分岐点=空間生成の場としての知覚の法廷。