中保佐和子|翻訳、コラボレーション、詩

August 20, 2009|講義

7月10日「アヴァンギャルドのための絵本講座 旅する人篇」(講師=ぱくきょんみ)にて、本校の季刊誌『artictoc』でも、詩の翻訳をしてくださっている中保佐和子さん(詩人・翻訳家)による、ゲスト講義が行われました。

講義では、翻訳、コラボレーション、パフォーマンスと詩の組み合わせによる接点とつながり、詩を書くことと詩を翻訳すること、誰に何をどう伝えたいのか、移動と翻訳、詩を書く理由、アメリカで育った日本人として翻訳を通し日本の詩と向かわれたこと、などをお話しいただきました。

多ジャンルの作家とのコラボレーション作品も紹介され、平出隆氏の詩『胡桃の戦意のために』の朗読を、中保さんが英語で、受講生の原さんが日本語で同時に朗読するパフォーマンス、ご友人のリンさん、ジョシュアさんにも参加していただき、リンさんが平出氏の日本語の詩を見ながら即興で中国語で詩を読み、それを聞きながらジョシュアさんが即興で英語で詩を読み、それを聞きながら中保さんがweb上でテキストを中継し、上海のご友人と詩をコラボレーションするパフォーマンス、以前制作された音源の再生と詩の通訳と朗読の同時進行、などが行われました。

中保さんからは、ご自身で制作された詩のカード[写真下]をみなさんにプレゼントしていただきました。

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