田中正之|作品はいつ完成するのか

July 11, 2010|講義

講座「Theory Round Table」の一環として、 田中正之氏(西洋近現代美術史)による講義が、6月16日に行なわれました。

マティスが1945年に行なったマーグでの展覧会を手がかりに、展示と作品の在り方、制作の結びつきを考察しました。さらに、プロセスと分ち難く結びつく痕跡と欠如の問題や、完成と未完成という問題を、同じくマティスの彫刻作品《背中》における特殊な制作方法や、ソシュールが提唱した「パラディグム」という概念を用いながら分析しました。

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