シンポジウム 生命という策略

March 27, 2009|イベント

1月25日、国立近代美術館講堂にて、シンポジウム「生命という策略――時間あるいは空間(経済そして政治)のはじまりとしての」が、2008年度公開セッションの第1回「批評の現在 シンポジウム」(12月23日)に続く第2回として開催されました。岡﨑乾二郎(造形作家/評論家)、三脇康生(精神科医/美術批評家)、大橋完太郎(表象文化論)、郡司ペギオ-幸夫(理論生命科学)各氏の発表の後、討議が行なわれ、芸術/批評における現在という概念の批判的検証から出発し、時間・空間および主体概念の再考をテーマに議論が交わされました。

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左から大橋完太郎、郡司ペギオ-幸夫、三脇康生、岡﨑乾二郎

■第1部|発表

岡﨑乾二郎
芸術の現在/批評の現在?
関連動画

三脇康生
芸術と反芸術の間で、精神医学と反精神医学の間で制度を使う

大橋完太郎
1. homo economicsの様態と位置づけ
2. 利益と情念
3. 人間的な要素の「時空間化」とその帰結:ヘーゲル『法哲学』と『歴史哲学講義』
4. 「理性の狡智 List der Vernunft」から「生命の策略 ruse de la vie」へ

郡司ペギオ-幸夫
青と「青」:SoA(Sense of Agency)とSoO(Sense of Ownership)

■第2部|討議