鶴崎いづみ「救急処置室」+パフォーマンス

September 11, 2007|展覧会

8月27日から9月1日にGALLERY OBJECTIVE CORRELATIVEで、岡崎乾二郎ゼミ自由応用受講者、鶴崎いづみによる展覧会「救急処置室」が行なわれました。

壁や段ボール、衣服などの物を用いて、身体の前後や上下などの分節を組み換えることで、一人の人物が二人に、あるいは、二人が一人に見えるような効果をつくりだす写真17点が展示されました。

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「救急処置室」会期中の8月31日に、同じく自由応用クラスによって企画された、川上慎平、菊池正、鶴崎いづみ、外島貴幸の四名によるパフォーマンス・イベント「in coh ER ent」が行なわれました。

四名は、互いに通常の意味ではほとんどディスコミュニケーション状態のまま、同じ食卓を囲みます。そして、本を朗読することと食事することを同時に行なう鶴崎、自らの息でキノコを育てつつ食事する菊池といった具合に、各々の方法で食事を進行させます。そこへ、限られた文字が書かれた独自の道具を用いて同席者とコミュニケーションを図る川上と、目隠し状態で周囲の音をマイクで拾い、時折俳句を暗唱する外島を加えた四名は、それぞれのルールに従い食卓を離れ、最後の者が席を去ってパフォーマンスは終了しました。

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