Musiqueゼミ Non Stop講義録 vol.1
May 7, 2007|講義
Musique Non Stopゼミの講義内容をお伝えします。
4月23日の第一回目の授業(担当:草刈思朗)では、20世紀の実験音楽の最重要作曲家ジョン・ケージ(1912-1992)が、晩年に作曲した通称「ナンバーピース」と呼ばれる一連の作品群の一つ、《FOUR2》(1990)を課題曲として取り上げました。
この曲のDAWソフトウェアLogicを用いたリアライゼーションを行うことで、ケージの最晩年の作品において重要なタイムブラケットの概念と、DAWソフトウェアに組み込まれた設計思想、両者に通底する音楽概念を習得することを目的としています。
第一回の授業では、Logicのアレンジウィンドウ、マトリックスエディットウィンドウを用いたMIDIデータの入力及び編集方法、五線譜の読み方、ステレオオーディオデータの作成の方法を学びました。
→この回の授業で受講生が作成した音声ファイルの一部分を聴くことが出来ます。