ことばのpicture books講座 ゲスト講義=ヤリタミサコ[12月10日]

November 26, 2013|講義

「ことばのpicture books講座 Lost Modern Girls編」(講師=ぱくきょんみ)では、ゲストにヤリタミサコ氏(詩人)をお招きして、以下のテーマで公開レクチャーを行なっていただきます。

アメリカ現代詩の女性詩から

20世紀初頭マーガレット・サンガーがバースコントロール運動を起こし、西洋のモダンガールたちは、女性の自立の重要なファクターである「避妊手段」を入手した。イタリア未来派と決別してモダンガールとしてアメリカで紹介された、ミナ・ロイ、三人の子の母であり模範的妻であったのに同性愛者としてのアイデンティティを確立したフェミニスト、アドリエンヌ・リッチの詩と、性暴力被害者・人種的マイノリティの詩、などを紹介します。

申し込み方法
*会員以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話またはファックスでご予約ください。会員の方に限り、メール予約も受け付けます(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2013年12月10日(火)20:00-21:30
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
■受講料:2,000円

■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


ヤリタミサコ
詩人。北海道岩見沢市朝日炭鉱の生まれ。明治学院大学と東洋英和女学院大学大学院で、アメリカ現代詩と女性学を学ぶ。ビートやフルクサス、詩の評論とアートの評論、カミングズの訳詩、ギンズバーグの訳詩、 ヴィジュアル詩などを発表し、パリや全国で朗読会多数。パフォーマーとして靉嘔・塩見允枝子作品とフルクサスのピース、新国誠一作品の上演多数。著書・訳書(共著共訳を含む)=『ビートとアートとエトセトラ』『詩を呼吸する』『カミングズの詩を遊ぶ』『私は母を産まなかった』(以上、水声社)、『メディアと文学が表象するアメリカ』(英宝社)、『ジャック・ケルアックと過ごした日々——そのままでいいよ。。』(トランジスター・プレス)、『北園克衛の詩と詩学』(思潮社)。

ことばのpicture books講座 Lost Modern Girls編講座案内>>
今年度は、1920年代以降のモダニズム文化の系譜をたどる「モダン・ガール」論再考。
「彼女たち」はいかにして世界を獲得し、失ったのだろうか。