Theory Round Table 講義=田中正之[11月2日]

October 17, 2011|講義

Theory Round Tableでは、田中正之氏(西洋近現代美術史)をお招きして、以下のテーマで講義を行なっていただきます。
なお本講座は「クリティカルな場所(臨界/エントロピー)」を通年の共通テーマとして開講されます。


脅かされるもの

前回は、おもにフロイトの「不気味なもの」に依拠しながら主体の存在が脅かされる問題について論じたが、今回はミニマリズムとポスト・ミニマリズムの諸作品を対象にして、さらに「脅かされるもの」の問題を検討したいと思う。アートとアート以外のものの境界への脅かし、ミニマリズム的客体性への脅かし、こういったことをめぐって議論を進めていきたい。
――田中正之

申し込み方法
*講座受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができます。(会員以外の方は、別途入会手続が必要です)
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:
11月2日(水)18:30−20:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室
※外苑前仮校舎での開講です。 【地図】
■受講料:2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル3F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


田中正之たなか・まさゆき
1963年生まれ。西洋近現代美術史。武蔵野美術大学教授。国立西洋美術館主任研究員(1996-2007年)を経て現職。展覧会として、00年「ピカソ:子供の世界」、04年「マティス」展、07年「ムンク」展などを組織。主な論文=「マン・レイにおける女性の目の表現と『不気味なもの』」『美学』第50巻第3号(美学会)、「アリアドネー・ポーズとウォルプタス」『西洋美術研究』No.5(三元社)など。

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