楽譜集・CD『ソリの道をさがして I・II』

April 1, 2010|お知らせ

講師のぱくきょんみ先生より、伽倻琴独奏のための韓国民謡楽譜集・CD『ソリの道をさがして』I・II集の紹介とともに「池成子伽倻琴記念演奏会 柳宗悦を偲んで」などのお知らせが届きました。

胸の奥にひびく、深いものをつたえたい
伽倻琴で奏でる韓国民謡シリーズ

ソリの道をさがして I―南道民謡・雑歌
収録曲:報念、ユクチャベギ、チャジンユクチャベギ、三山半落、ケゴリタリョン、
フンタリョン、四節歌、セタリョン 全8曲

ソリの道をさがして II―京畿民謡・雑歌
収録曲:金剛山打令、青春歌、倡夫打令、パンア打令、梅打令、漢江水打令、
太平歌、ペンノレ、密陽アリラン、新高山打令 ほか全14曲

[頒布価格:楽譜集 各3,000円、CD別売 各3,000円]


ソリとは、この世に満ちるすべての音や声を意味する韓国語です。

伽倻琴(カヤグム)演奏家として数多くの舞台を踏み、古人のソリを集めて紡いできた池成子(チ・ソンジャ)が、半世紀にわたる音楽活動の結実として、多くの人々から愛され続けた民謡を、伽倻琴の独奏として編み直しました。

口伝されてきた民謡を五線譜で表し、韓国語、日本語、英語の歌詞と解説を併記することで、唄に籠められた深い情やその成り立ちにまで、広く理解を促します。これこそ古くから愛されてきた民謡を、世界の人々と共に楽しむための「開かれたソリの道」なのです。

胸の奥から湧き上がる哀しみを唄う南道(ナムド)民謡、軽快でよどみない京畿民謡、そして次回刊行予定の、ゆったりと薫り立つような西道(ソド)民謡へと、シリーズは続きます。唄よりもさらに深く、唄よりもさらに軽やかに、民謡の繊細さとダイナミックな情感を、伽倻琴のソリでご堪能ください。

●日本での本とCDの頒布、および池成子公演に関するお問い合わせは、
池成子伽倻琴研究所 朴京美まで。 
TEL/FAX 東京03-3559-0523|pakuko@dol.hi-ho.ne.jp(@を半角に変えてください)

●2010年5月10日(月)午後6時半より、東京駒場の日本民藝館にて
「池成子伽倻琴記念演奏会 柳宗悦を偲んで」が行われます。
料金4000円。定員100名なので早めの申し込みをお願いします。
問い合わせ/予約は、
日本民藝館 
TEL/FAX 東京03-3467-4527

●ソウルの仁寺洞にて、初心者でも弾いて唄える「池成子の伽倻琴民謡教室」開催中。
詳細は土香(トヒャン) 戸田郁子まで。 
TEL 韓国031-393-8660|tohyang@gmail.com(@を半角に変えてください)


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-池成子インタビュー掲載誌『artictoc』vol.2(近畿大学国際人文科学研究所発行)
-戸田郁子(土香主宰)ゲスト講義レポート