THEORY ROUNDTABLE 講義=松浦寿夫[12月17日]

December 3, 2009|講義

THEORY ROUNDTABLEでは、松浦寿夫氏(画家、西欧近代美術史)をお招きして、前回に引き続き以下のテーマで、後期第2回目の講義を行なっていただきます。

「〈無いもの〉がある」ことについての考察 2

今年のポンピドゥ・センターの展覧会のひとつは「空虚」を主題とした展覧会であったが、今回の授業ではこの展覧会とは直接的な関係はないが、〈無いもの〉の存在が何がしかの上演の可能性の条件を構成するいくつかの例を分析的に検討する予定である。時間的に余裕があれば、この〈無いもの〉の分析を、絵画作品における充溢/蒸発の関係のもとに議論する方向を模索したいと思う。
――松浦寿夫

前期第1・2回講義【詳細】

申し込み方法
*講座受講生以外の方も、2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時 : 12月17日(木)18:30-20:00
■会場 : 四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料 : 2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


松浦寿夫まつうら・ひさお
1954年生まれ。画家、西欧近代絵画史。東京外国語大学教授。主な著書=『講座20世紀の芸術 第4巻 技術と芸術』『講座20世紀の芸術 第8巻 現代芸術の焦点』(いずれも共著、岩波書店)、『朝日美術館 西洋編9 ボナール』(共編著、朝日新聞社)、『モデルニテ3×3』(共著、思潮社)、『村山知義とクルト・シュヴィッタース』(共著、水声社)、『絵画の準備を!』(岡崎乾二郎との対談、朝日出版社)など。

THEORY ROUNDTABLE 講義日程……………………
12月19日(土)18:15-19:45|岡田温司[西洋美術史]