第12回女性文化賞決定

December 17, 2008|お知らせ

「アヴァンギャルドのための絵本講座 20世紀のテーゼとしての女性と表現」(講師=ぱくきょんみ)のゲスト講師、高良留美子さんよりお知らせです。

拝啓 今年の第12回女性文化賞が決まりましたので、お知らせいたします。よろしくお願いいたします。

高良留美子

  
・今年の第12回女性文化賞は、女性史家の河野信子さんに授賞が決まりました。

・河野信子さんは長年にわたる女性史、男女の関係史、家族論等の著作において女性解放・人間解放の立場を貫き、高群逸枝のメッセージを読み解き、近著では性の二元論を超えるひらかれた展望をもたらしました。

・河野さんは1927年福岡市生まれ。専攻は(数学、哲学)女性史。『闇を打つ鍬』(深夜叢書社、1970)以来『高群逸枝―霊能の女性史』(リプロポート、1990)等を経て、近著『媒介する性――ひらかれた世界へ』(藤原書店、2007)まで著書多数。共編著に『女と男の時空――日本女性史再考』(全6巻、藤原書店)があります。

・女性文化賞は女性の文化創造者をはげまし、支えるために1997年に創設された手作りの賞です。これまでのお仕事への感謝のため、という理由を今年、2008年から加えたいと思います。賞金は50万円、記念品として女性画家によるリトグラフ一点を贈ります。これまでの受賞者を受賞までの業績とともにご紹介いたします。
多くの方がたに知っていただきたく、よろしくご配慮いただければ幸いです。
  
2008年12月10日