編集オルタナティヴ講座 ゲスト講義=北見俊一

November 6, 2007|講義

人の似姿としての本

「編集オルタナティヴ講座」では、後期第2回ゲストとしてプライベートプレス・水仁舎を主宰する北見俊一さんをお招きし、「人の似姿としての本」と題してレクチャーを行なっていただきます。

一人の作家、一つの作品にもっともふさわしい書物の形を探り、具現化することはどのようにして可能か? ルリユール製本・製函をはじめとする様々な形態の特装書籍製作を請負う一方、自身で企画・編集から組版・印刷・製本までを手掛ける版元として詩書を中心とする多数の書籍を刊行している北見俊一氏。その美事な製本技法を独学で習得したという氏の足跡、プライベートプレス(個人印刷出版所)としての活動、氏の本づくりのあり方と思想。一つの作品を受け取り、ありうべき書物として仕立て上げるまでの思索的取り組み。多数の手仕事による刊本紹介とともに、造本に対峙する思考をお話し頂きます。
日本でも数少ないプライベートプレスの仕事に触れるまたとない好機、ぜひふるって聴講下さい。
〈水仁舎〉の仕事は下記サイトを参照のこと。(文責・間)
http://suijinsha.jugem.jp/

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申し込み方法
*「編集オルタナティヴ講座」受講生以外の方も、
2,000円の受講料で聴講することができます。
*受講ご希望の方は、事務室までお電話/ファックスで
または直接お申し込みください(定員に達し次第、受付を締め切ります)。

■日時 : 2007年11月19日(月)18:15-
■会場 : 四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料 : 2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel.03-3351-0591
fax.03-3353-7300
(9:30-17:00、日曜・祭日 休)

北見俊一[きたみ・しゅんいち]
1961年生まれ。プライベートプレス・水仁舎主宰。編集・レイアウト・校正・デザイン・製本・加工・製函までを手仕事で行う。一点制作の工芸製本から少部数の書籍まで多数制作・刊行。主な刊行物=秋津久仁子『VIENNA 幻惑する春』、北阪昌人『声の行方』、柿沼徹『浅い眠り』、有働薫『ジャンヌの涙』、広岡曜子『中庭の風』など。