あらかじめ準備されていた事柄、なれど──The act of taking something through a set of prescribed procedures

April 2, 2013|イベント

3月3日、GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVEにて、岡﨑乾二郎ゼミ基礎2012年度受講生によるパフォーマンス・イベントが開催されました。

ゼミで議論された問題群、特に「観客というポジションをいかに扱うか」を、各自が昇華して作品がつくられました。
監視員になりすまし「御飲食はご遠慮下さい」と言いながらガムを噛む、あるいは、一方の観客には「暑いようなのでエアコンの温度を上げてください」と指示し、他方では「寒いようなのでこの服を着てください」と指示するなど、相反する内容の注文を観客に要求するパフォーマンス(佐々木智子作品)、男性2人が、お互いを自分の恋人(女性)として会話し痴話喧嘩に発展するパフォーマンス(杉山雄規作品)、学校の講評会/シンポジウムという形式をとりつつ、「パフォーマンスがいかに空間を歪めるか」を語りながら服を脱ぎだす男性や、レモンをまき散らし、床の上で叩きつぶす女性など、そこから逸脱した行為を織り込んでいくパフォーマンス(川原卓也作品)、以上の3作品が上演されました。

参加者:川瀬瑠亜、川原卓也、佐々木智子、杉山雄規

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左=作:佐々木智子|右=作:杉山雄規

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作:川原卓也