岡﨑乾二郎対談シリーズ――1 ゲスト=郡司ペギオ-幸夫

October 6, 2009|講義

わたしのトークンとしてのあなた・わたしのタイプとしての世界

現在の日本を代表する思想家たちと岡﨑乾二郎との対談シリーズが、いよいよ開講します。

第1回は、郡司ペギオ-幸夫氏(理論生命科学)をお招きし、上記のテーマでレクチャーを行なっていただいた後、ダイアローグを行ないます。

この講座は「批評(創造)の現在シリーズ」と連動した連続講座です。
ピックアップ受講(単独聴講)は本校受講生にかぎり可能です。

>>シリーズ受講の詳細

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申し込み方法
*本校受講生にかぎり2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:10月20日(火)18:30-21:30
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料:2,000円
■お申し込み/お問い合わせ:
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30−17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


郡司ペギオ-幸夫ぐんじ・ぺぎお・ゆきお
1959年生まれ。理論生命科学。神戸大学理学研究科地球惑星科学科教授。主な著書=『生きていることの科学』(講談社現代新書)、『時間の正体』(講談社選書メチエ)など。
最近やっていること:
砂山のパラドクスの肯定的転回=生命|砂山(タイプ)と粒子集合体であること(トークン)を操作として実装すると、トークンの中にタイプが混在し、タイプ・トークンのループは二重になる。タイプ(全体性)とトークン(部分の総和)の一重のループ=オートポイエシスとは、異なり、ここでは、壊れる失敗としての生が実現される。オートポイエシスは、砂山のパラドクスでいうと、一個の砂粒とったら、一個いれて、粒子の集合として変わっても、砂山は砂山のままで、維持される、式の解決である。

岡﨑乾二郎おかざき・けんじろう
1955年生まれ。造形作家。近畿大学国際人文科学研究所教授。主な作品=《あかさかみつけ》《灰塚アースワークプロジェクト》《回想のヴィトゲンシュタイン》《Random Accident Memory》《I love my robots》(Trisha Brownとの共作)など。主な著書=『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)、『れろれろくん』(ぱくきょんみとの共著、小学館)、『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス)、『絵画の準備を!』(松浦寿夫との共著、朝日出版社)、『芸術の設計』(フィルムアート社)など。http://kenjirookazaki.com/


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