三脇康生|みわき・やすお

1963年生まれ。精神科医/美術批評家。ガタリが運営に参画したラ・ボルド病院をフィールドワークした経験に基づき精神科医として診療を継続しながら、現在、仁愛大学大学院(臨床心理コース)准教授。ガタリとラカンの関係性の比較から「制度を使った精神療法 psychotherapie institutionnelle」を研究している。展覧会企画など、現代美術の分野で参与観察的な作品批評や講義を行なってきた。主な著書に『ナルシシスムを静かに破壊せよ』(ノマルエディション)、『医療環境を変える――「制度を使った精神療法」の実践と思想』(共編著、京都大学学術出版会)、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著、平凡社)などがある。

2008年度公開セッション|生命という策略

Yotsuya Art Studium