羽田澄子|はねだ・すみこ

1926年旧満州大連生まれ。記録映画作家。自由学園を卒業後、岩波映画製作所に入社。岩波写真文庫の編集の後、記録映画の演出に携わり、初演出作品《村の婦人学級》(57)に始まり、80本を越えるドキュメンタリーを手がけた。一方《薄墨の桜》(77)以降、自主製作作品にも取り組み、《早池峰の賦》(82)では芸術選奨文部大臣賞、《AKIKO——あるダンサーの肖像》(85)で文化庁芸術作品賞を受賞。代表作に《痴呆性老人の世界》《安心して老いるために》《歌舞伎役者片岡仁左衛門》《平塚らいてうの生涯》《山中常盤》《嗚呼 満蒙開拓団》など。最新作は《遙かなるふるさと—旅順・大連—》(2010)。

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