Theory Round Table 講義=田中正之[9月19日・26日]

August 25, 2013|講義

顕在化するプロセス:マティスからプロセスアートまで

Theory Round Tableでは、田中正之氏(西洋近現代美術史、武蔵野美術大学教授)をお招きして上記のテーマで講義を行なっていただきます。
なお本講座は、『芸術と(いわれる)生産過程あるいは「生」活 』を2013年度の共通テーマとして開講されます。

本講義では、19世紀末から1960年代までの美術を対象として、制作プロセスの顕在化の問題について論じてみたいと思う。セザンヌやロダンにおける制作プロセスが視認可能な作品が存在するようになり、それがマティスを経て、自覚的にプロセスの顕在化、前景化こそが作品の重要な存在様態となる過程を検証していきたいと思う。――田中正之

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申し込み方法
*この講座の受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができますが、会員以外の方は、別途入会手続が必要です(入会金:3,000円)。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2013年
9月19日(木)19:00-20:30
9月26日(木)19:00-20:30

■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
■受講料:各2,000円

■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


田中正之たなか・まさゆき
1963年生まれ。西洋近現代美術史。武蔵野美術大学教授。国立西洋美術館主任研究員(1996-2007年)を経て現職。展覧会として、00年「ピカソ:子供の世界」、04年「マティス」展、07年「ムンク」展などを組織。主な論文=「マン・レイにおける女性の目の表現と『不気味なもの』」『美学』第50巻第3号、「アリアドネー・ポーズとウォルプタス」『西洋美術研究』No.5、「ポストモダン時代の自己表象」『美術史論叢』第27号、「抽象写真家かシュルレアリストか——一九二〇年代後半から三〇年代におけるマン・レイの日本での紹介をめぐって」『美術フォーラム21』第23号など。

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