Theory Round Table シンポジウム 林道郎/松浦寿夫/岡﨑乾二郎[8月1日]

July 12, 2013|講義

批評家の可能性あるいは責任とその限界
──生産過程(あるいは生)の批評と成果物(あるいは死)の批評

講座Theory Round Tableでは、前期講義のエピローグとして、林道郎氏(西洋美術史、美術批評)、松浦寿夫氏(画家、西欧近代絵画史)をお招きして、岡﨑乾二郎(本校主任ディレクター)が加わり、シンポジウムを行います(後期も1回開催予定)。

松浦寿夫氏の講義(第1回−2回)では、「デ=コラージュ・シティー再説」をタイトルに、(再)命名することの意味(の形成)を、林道郎氏の講義(第3回−4回)では、「アナグラム的想像力の可能性:抜糸と縫合のあいだに」をタイトルに、文法の解体と(再)接合の在り方を、さまざまな角度から分析しました。両氏の講義は、"あるものが、既存の規則や文脈から引き剥がされ、異なるものと繋がりうる"可能性に、"芸術と(いわれる)生産過程あるいは「生」活(当講座2013年度共通テーマ)"を重ねる点において照応しました。
シンポジウムでは、デ=コラージュ、アナグラムとキーワードをもとに提起される、受容、観察、解読する主体の関与あるいは責任について──具体的には、歴史の創造(あるいは歪曲、隠蔽)の立ち場にいやおうなく立っていると自覚する他ない、批評(家)の責任と役割について議論していただきます。

…………………………………………………………………………………………………………

申し込み方法
*この講座の受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができますが、会員以外の方は、別途入会手続が必要です(入会金:3,000円)。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2013年8月1日(木)19:00-20:30
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
■受講料:2,000円

■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


Theory Round Table|講義日程
田中正之、蔵屋美香、中谷礼仁、岡田温司、他シンポジウム予定