岡﨑乾二郎|芸術理論ゼミ 体験講義[4月13日]

March 30, 2013|講義

歴史と主題 subject を考える。

「芸術理論ゼミ」(講師=岡﨑乾二郎)2012年度のまとめと新年度の予告として、上記のテーマで講義を行ないます。
この講義は、2012年度ゼミの補講として行なわれますが、新年度ゼミの受講希望者のご参加も受け付けております。以下までお申し込みください。

芸術理論ゼミ2013年度講座案内
人間の感覚器官は粗雑であり、つねに見落とし聞き逃す。何がしかを感知しえたとしても記憶し損ねる。しばしば芸術作品から見損なったものを発見する(作品がわれわれの感覚を追い抜く)ことがあるのは、そこで(作家ではなく)作品自体が理論的に存在しているからだ。ゆえに作家は作品で考える。ゆえに優れた作品はすべからく理論的である。感覚を(疑い)構築する理論を鍛錬する。技術はここで確保される。
一つの主題を3回連続のシリーズ=系列で掘り下げる。前期2系列、後期2系列、年間4系列を消化。4系列の交錯によって領域を越えた強度をもつ造形思考の構造を提示する。第一系列として、「彫刻あるいは建築における nowhere あるいは非在郷──1930年以降の展開」を予定。

※2013年度「芸術理論ゼミ」は、前期(5-8月)・後期(9-12月)それぞれ受講申込みすることができます。

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開講日>>

お申し込み方法
*受講ご希望の方は、事務室までお電話/ファックスでご予約ください。会員の方はE-mailでのお申し込みが可能です。
*早々に定員に達することが予想されます。定員に達し次第受付を締め切りますので、お早めにお申し込みください。

■日時:2013年4月13日(土)18:30-21:30
■参加無料|※要予約
■定員:40名
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室【地図】

■問い合わせ/申し込み先:
近畿大学国際人文科学研究所 東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


岡﨑乾二郎おかざき・けんじろう
1955年生まれ。造形作家。近畿大学国際人文科学研究所教授。主な作品=《あかさかみつけ》《灰塚アースワークプロジェクト》《回想のヴィトゲンシュタイン》《Random Accident Memory》《I love my robots》(Trisha Brownとの共作)など。主な著書=『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)、『れろれろくん』(ぱくきょんみとの共著、小学館)、『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス)、『絵画の準備を!』(松浦寿夫との共著、朝日出版社)、『芸術の設計』(フィルムアート社)など。http://kenjirookazaki.com/