ことばのpicture books講座 ゲスト講義=高橋茅香子[9月21日]

July 26, 2012|講義

「ことばのpicture books講座 カタリツグ編」(講師=ぱくきょんみ)では、ゲストに高橋茅香子氏(翻訳家)をお招きし、以下のテーマで講義を行っていただきます。


立体的な翻訳――英語から日本語へ

翻訳は楽しい作業です。文字で書かれたものを理解する最高のツールだとも言えるでしょう。読むだけでは到達できない深みに入っていき、次にそれを表現する最適の日本語を見つけるのです。たんに別の言葉(ここでは英語から日本語)に移し替えることではありません。立体的な翻訳の第一歩はイメージすること。“table” とあったら、その文章の中でそれはどんな形か、どんな色か、木製か大理石製か想像する。その想像から日本語を生み出す創造に移っていきます。それが翻訳であり、立体的な取り組みはさらに続きます。具体的な一例として課題を用意しました。辞書でも文法書でもあらゆるものを駆使して実際に翻訳してください。前もって提出された分には、当日、コメントをつけてお返しします。――高橋茅香子

※課題については、事務室までお問い合わせください。

………………………………………………………………………………

申し込み方法
*会員以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話またはファックスでご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2012年9月21日(金)18:30-20:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
■受講料:2,000円

■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


高橋茅香子たかはし・ちかこ
1938年生まれ。翻訳家。東京外国語大学国際コース/インドネシア・オランダ語学科卒業。朝日新聞社入社後、企画部、国際配信部を経て、朝日ウイークリー編集長や国際本部副本部長を歴任。現在は朝日カルチャーセンターで「英文翻訳塾」講師。主な著書=『英語となかよくなれる本』『英語で人生をひろげる本』(以上、晶文社)。主な訳書=クローディア・テイト『黒人として女として作家として』、アドリエンヌ・リッチ『女から生まれる』(以上、晶文社)、チャンネ・リー『最後の場所で』『空高く』(以上、新潮社)。


今後のゲスト予定
藤枝守(作曲家)|11月9日(金)20:00-21:30
藤富保男(詩人)|11月30日(金)18:30-20:00