Theory Round Table 講義=岡田温司[12月17日]

November 25, 2011|講義

Theory Round Tableでは、岡田温司氏(西洋美術史)をお招きし、以下のテーマで講義を行っていただきます。
なお本講座は、「クリティカルな場所(臨界/エントロピー)」を通年の共通テーマとして開講されます。

デスマスク――「閾」のイメージ

ジャン=リュック・ナンシーはデスマスクを「イメージの範例」と呼ぶ。それほどまで西洋はデスマスクに取り憑かれてきた。デスマスクとは何か。なぜ制作されてきたのか。人はそこに何を託してきたのか。しかも「型取り」としてのデスマスクは現代芸術にも密かに影響を与えている。生と死、この世とあの世、可視と不可視、沈黙と饒舌、美しさといかがわしさの間の「閾」に漂うデスマスクについて、皆さんと考えてみたい。

申し込み方法
*講座受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができます。(会員以外の方は、別途入会手続が必要です)
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:12月17日(土)18:30−20:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室 【地図】
※外苑前仮校舎での開講です
■受講料:2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル3F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


岡田温司おかだ・あつし
1954年生まれ。西洋美術史。京都大学大学院教授。主な著書=『もうひとつのルネサンス』(平凡社ライブラリー)、『ミメーシスを超えて──美術史の無意識を問う』(勁草書房)、『モランディとその時代』(人文書院)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア──旅・芸術・精神分析』(平凡社)、『肖像のエニグマ──新たなイメージ論に向けて』(岩波書店)など。