Theory Round Table 講義=岡田温司[12月18日]

November 30, 2010|講義

Theory Round Tableでは、岡田温司氏(西洋美術史)をお招きして、以下のテーマで講義を行なっていただきます。
なお本講座は「制作とプレゼンテーション」を通年の共通テーマとして開講されます。

ポストメディウム再考

ポストメディウムが議論の俎上に上るようになって久しい。
もちろんグリーンバーグ批判に端を発するものだが、あらためて振り返っておく価値はあるだろう。そこで今回は、ロザリンド・クラウス、ミシェル・フーコー等の名高い議論をたどりつつ、とりわけ写真との関係に注目して、ポストメディウムとポスト写真の関係を読み解きたい。さらに、近年のポストメディウムの状況が、1900年前後のさまざまな試みのうちに先取りされていた点にも注意を促したい。
——岡田温司


申し込み方法
*講座受講生以外の方も、1コマ2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時:2010年12月18日(土)18:30-20:00
■会場:四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料:2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


岡田温司おかだ・あつし
1954年生まれ。西洋美術史。京都大学大学院教授。主な著書=『もうひとつのルネサンス』(平凡社ライブラリー)、『ミメーシスを超えて──美術史の無意識を問う』(勁草書房)、『モランディとその時代』(人文書院)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア──旅・芸術・精神分析』(平凡社)、『肖像のエニグマ──新たなイメージ論に向けて』(岩波書店)など。