THEORY ROUNDTABLE 講義=田中正之[10月8日]

September 27, 2009|講義

THEORY ROUNDTABLEでは、前期に続き、田中正之氏(西洋近現代美術史)をお招きして、以下のテーマで講義を行なっていただきます。

ホワイト・キューブ以前:モダン・アートの空間

モダニズムの展示空間としてのホワイト・キューブとその超克をめぐっては、すでに様々な議論が展開されてきた。今回の講義では、こうした議論を視野に入れつつもやや距離をとり、ホワイト・キューブ成立以前の時代に目を向けたいと思う。そして、20世紀初頭にモダン・アートがどのように理論のものとに、どのように展示されたのか、あるいはたとえ実現しなくとも、どのような展示空間が模索されていたのか、という問題について論じてみたいと思う。
――田中正之

申し込み方法
*講座受講生以外の方も、2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスでまたは直接ご予約ください(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時 : 10月8日(木)18:30-20:00
■会場 : 四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料 : 2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30−17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300


田中正之たなか・まさゆき
1963年生まれ。西洋近現代美術史。武蔵野美術大学准教授。国立西洋美術館主任研究員(1996-2007年)を経て現職。展覧会として、00年「ピカソ:子供の世界」、04年「マティス」展、07年「ムンク」展などを組織。主な論文=「マン・レイにおける女性の目の表現と『不気味なもの』」『美学』第50巻第3号(美学会)、「アリアドネー・ポーズとウォルプタス」『西洋美術研究』No.5(三元社)など。


THEORY ROUNDTABLE 今後の日程
10月22日(木)18:30-|松浦寿夫
12月3日(木)18:30-|林道郎(2コマ連続)
12月17日(木)18:30-|松浦寿夫
12月19日(土)18:15-|岡田温司