THEORY ROUNDTABLE ゲスト講義=平倉圭
「THEORY ROUNDTABLE」では、ゲストに
映画・美術理論家、美術家の平倉圭さんをお招きし、
「脱-知覚的不確定性(de-ceptive uncertainty)」と題して
レクチャーを行なっていただきます。
あるショットを「見間違う」。見たはずのシーンが「思い出せない」。
それはたんなるミステイクではなく、映画という経験の本質をなしています。
知覚(perception)をつねに逃れ去る、
そんな「欺き=脱-知覚(de-ception)」を活用している作品を分析することで、
映画という経験の秘密に迫ります。
とりあげるのは、ジャン=リュック・ゴダールの諸作品と、
2006年に撮られた、「時間」と「想起」をめぐる3本の映画
(『叫』(黒沢清監督)、『デジャヴ』(トニー・スコット監督)、
『時をかける少女』(細田守監督))です。
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申し込み方法
* 「THEORY ROUNDTABLE」受講生以外の方も、
2,000円の受講料で聴講することができます。
*受講ご希望の方は、事務室までお電話/ファックスでまたは直接
お申し込みください(定員に達し次第受付を締め切ります。お問い合わせください)。
■日時 : 2007年8月4日(土)18:15-
■会場 : 四谷アート・ステュディウム講義室
■受講料 : 2,000円
■お申し込み / お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel.03-3351-0591
fax.03-3353-7300
(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
平倉圭[ひらくら・けい]
1977年生まれ。映画・美術理論/美術作家。
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学交流センター」特任研究員。
著書=『美術史の7つの顔』(共著、未來社、2005)
論文=「識別不可能性の〈大地〉――ジル・ドゥルーズ『シネマ 2*時間イメージ』」
『思想』2007年7月号、
「ダイアグラム的類似――ジャン=リュック・ゴダールにおける形態の思考」
『UTCP研究論集』第6号、2006、
「マティスの決断」『未来』2005年2月号
作品=『ゴダール・システム』
(ビデオ・レクチャー、photographers' gallery、2007)、
『テキスト、山、準-部分』(ビデオ・インスタレーション、リーテム東京工場、2005)
http://www.hirakurakei.com/