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Experiment|実験コンセプト

01|三輪眞弘

手順派合同祭「極東の架空の島の歌」報告会 in 東京
――27人のアーティストが見た三宅島

実験の目的

ドキュメンタリー映像とライブ・パフォーマンスで三宅島で行なわれた手順派合同祭を振り返る。

実験の仮説

「本土から海で隔てられた太平洋の島々では
独自の文化が形成されていった。
しかしそこには信仰や芸能と向き合う
離島の人々の共通する思考があった……」

実験の方法

自らの作曲を架空の民族芸能として発表することで知られる作曲家・三輪眞弘の上記コンセプトをもとに、関東・東海で活動するパフォーマンスグループ、方法マシン、時間旅行楽団、teamSZKと三輪眞弘が、噴火被害からの復興が進む三宅島で公演を行なった。
場所は海岸、広場など島の人々が集まる中心的な野外施設。それぞれのグループは各自のレパートリーに加え、島の歴史や文化を意識した新作を創作し、パフォーマンスを行なった。それは滞りなく行なわれ、何事もなく終了するのだと思われた……。

が、予想だにしなかった大型台風の直撃により、三宅島の自然がその野生を露出した。吹き荒れる強風。未だに噴出し続ける火山ガスを含み、酸性を帯びた雨が叩き付ける。島と本土を結ぶ現在唯一の交通手段である船も欠航し、島に残されること数日、総勢27人アーティストらが感じた生の三宅島、そしてアートの可能性とは……。

5年に及ぶ全島避難を乗り越え、復興の最中である三宅島の最新情報もご報告致します!