¶ 『地球はまあるい』(ガートルード・スタイン ぱくきょんみ訳) |
||
とうとう出ました! 10数年ぶりの増刷。 ガートルード・スタイン文学のエッセンスがここに凝縮。 スタイン最晩年の童話。 スタインの世界に入る最良の入口。 出版 : 書肆山田 定価 : 2,100円(税込) |
¶ 『いつも鳥が飛んでいる』(ぱくきょんみ) |
||
ガートルード・スタイン、児童文学、そして朝鮮半島に伝わる美しくも繊細なポジャギへの熱い思い。 音、舞、色、布、衣 等々の民族文化を語る清澄な72編。 出版 : 五柳書院 定価 : 2,415円(税込) ISBN : 4901646052 |
¶ 『れろれろくん』(絵・おかざきけんじろう 文・ぱくきょんみ) |
|||||
|
啓示はいつでも瞬間におとずれる。 メディアとして絵本の可能性は、ただこの瞬間を特権的に伝達することにしかない。 同じ著者(岡崎乾二郎)による『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房)の原稿量おおよそ650枚に比べれば、わずか4、5枚に絞り込まれ、なおゆとりある、ぱくきょんみの言葉と、そして12枚ほどの見開きで、これほどの時間と空間の厚みと深さが実現されてしまうのは、驚異である。 けれど、もしこの仕事が実現できなければ『ルネサンス 経験の条件』も『庭のぬし』もただの空論で終わってしまうのだ、と著者たちは思っていたのではあるまいか。(そういうと、著者たちには失礼にあたるかもしれないが)。それくらいの力と深度がすべての画面に漲っている。これは真に、ふたりの著者(岡崎、ぱく)それぞれにとっての2冊目の主著だといえるだろう。 たくさんのれろれろくん と よっちゃん。色彩鮮やかな画面の展開に眼を見開き、われわれが感じとるのは、確かに、いかなる空間にも時間にも属さない、わたし=れろれろくんだ。 たぶん、こんな絵本にこどもの時に出会えるひとは幸せである。けれど、いかなる世代の人であれ、この絵本に出会えば、いつでも時空を超え、生きつづけることができるのだと知ることができるだろう。いちたすいちはふたり。ここたすここはであう。21世紀のヴィジョンを決定づける絵本の誕生である。 (E.P.) |
¶ ぱくきょんみ詩集『そのコ』(ぱくきょんみ) |
||
「木々は伐られた。けずられた台地の断面は残った根をなまなましく見せている。口をへの字に曲げたら、そのコがことばを指し示すのだった。また一緒に歩いてみようか。」(ぱくきょんみ) ひさしぶりの詩集。表紙装画は岡崎乾二郎。 出版 : 書肆山田
|
¶ 『庭のぬし』 ― 思い出す英語のことば(ぱくきょんみ) |
||
英語の歯ごたえ口ごたえ。ここには64色の人生がつまっている。 セルバンテス、ボブ・デュラン、フェリーニ、柳田国男…文学・哲学・音楽・美術・映画・ニューカルチャーのきら星たち64人の引用文を元に紡ぐエッセイ。『Asahiweekly』連載記事をまとめる。 価格 : ¥1,890 (税込)
出版社 : エディションq ISBN : 4874176151 |
MODULE ||| ARCHIVE SITE | [PAGE TOP] |
[BACK] |