応用ゼミ展覧会

我々は、複雑で捉えどころのない現実の迷宮の中に、まず自分自身を位置づけなければならない。
ギャラリー・オブジェクティヴ・コレラティヴで実現されるべきは、それぞれのジャンルを根本的に反省し、独自の形式探究を通して獲得したものを現実に機能させることである。これまで個々に創作活動を進めてきた彼らの共通性は、唯一、新しい芸術形式を探究する姿勢にある。もしこれを怠れば、迷宮の中において全体を捉える場所が消滅する。

小野弘人(四谷アート・ステュディウム講師)