オープンハウス・詩人の家
中谷礼仁ゼミメンバーによる、パタン・ランゲージ[*]を応用したギャラリー内小家屋の公開
〜家をつくることは詩をつくることと似ている。
だれもが詩をつくり、だれもが家をつくることは可能か。
シークエンス・連想による家づくりの実験。
これまで 完全に誤解されていた「パタン・ランゲージ」を再解釈して援用。
その可能性の限界に挑む。詩の作成、イメージの描写、模型づくり、
そのほか建築ツアー、ランゲージの改訂作業を含む。
今回はその結果となった実寸の家づくりをギャラリー内に展示
中谷礼仁 | NORIHITO NAKATANI
歴史工学家 大阪市立大学建築史講師
http://www.acetate-ed.net/blog/nakatani.php
■期間 : 2005年8月31日(水)−9月4日(日) 各日10:00−18:00
(最終日は、15時まで)
■企画 : 中谷礼仁短期集中ゼミ
■会場 / お問い合わせ :
GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE(四谷アート・ステュディウム1F)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5(JR四ッ谷駅徒歩3分)
Tel : 03-3351-0591 Fax : 03-3353-7300
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家づくりのプロセス
1日目 | イントロダクション パタンに関する映画鑑賞会 | |
2日目 | すぐれたパタンを持つ二つの住宅を見学 | |
3,4日目 | 各自パタンの作成 | |
5日目 | 問題の提示 問題の解決のための設計開始 | |
6日目 | パタンの統合 資材調達 | |
7−9日目 | 家づくり |
* クリストファー・アレクザンダー『パタン・ランゲージ(A Pattern Language)』(1977)=人間の環境活動にかかわるすぐれた類型(パタン)を、文章のようなリンク構造(ランゲージ)として提出し、それによって人間の空間(=家)をつくる試み。固定的な組み合わせによるデザイン論と安易に誤解されやすいが、実はきわめてアレゴリーにみちた構成言語。詩を作るように家をつくることそのもの。