山崎広太 身体/言語ゼミ―舞踏とその周辺 ショーイング

振付家の山崎広太さんを講師に迎え、舞踏にフォーカスして振付の視点を探る実験を展開した4日間のワークショップ「身体/言語ゼミ 舞踏とその周辺」。ワークショップ受講生による発表を行ないます。舞踏を脱構築したものとしてのショーイング。

舞踏が振付という枠組みのなかに入ってくるのかこないのかそこが問題だ。
本来はその入ることに限りなく否定していたのが舞踏ではなかったのか?
そしてそこのところが舞踏への振付としてのダイナミズムではないだろうか?
まったく正反対のことをしている自分がいる。
だから限りなく不可能なことに憧れる。――山崎広太

※「身体/言語ゼミ」は、6月9日から12日の期間に行なわれました。

■日時:2012年6月16日(土)17:00−

■入場無料(※予約不要)

■振付・出演:岡本拓、小助川直子、齊藤コン、酒井和哉、砂川佳代子、築地明香、ナカガワエリ

■演出:山崎広太

■会場 / お問い合わせ:
GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE(四谷アート・ステュディウム1F)
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5(JR四ッ谷駅徒歩3分)
Tel:03-3351-0591

身体/言語ゼミ 語録

記憶を湛える身体のフォルムによるランドスケープ/身体が椅子とイーブンな関係で在ること/不可能なことを持続として提示する(6月9日、1日目より)

手・足の印象(イメージ)の変化を感じる。足の裏から伝わる重心の移動が顔と連動/そこへ言葉、音、歌をあてはめる/記憶の争い、記憶のスポーツ/タスクではなくリアクション(6月10日、2日目より)

舞踏の演習、複数のレイヤー/一つのムーブメントにおいてもたえず何かが自分の中で変わっていく/外に流れるまったく違う時間に対して、うちすてられ、とりのこされてただいるだけ(6月11日、3日目より)

ベーシックな振付と舞踏の対置/文章を読みながら身体を動かし生じるズレ/空間・場をどう認識するか/アクションに対する反作用としてのウェイティング(6月12日、4日目より)